Wednesday 26 June 2013

吉田委員長が優勝 プレーヤーと両立奮闘中

吉田委員長が優勝 プレーヤーと両立奮闘中!
  6月23日に、ニチレイ·レディース·最終日が袖ケ浦CC新袖(パー72)で行われた。今季から、26歳の吉田弓美子は、選手会長に当たるミーティング委員長を務める。この大会に、吉田が2バーディー、ボギーなしの堅実なプレーでトータル11アンダーとして逃げ切り、去年8月のNEC軽井沢72以来のツアー2勝目を挙げた。5アンダー、6位からスタートした青山加織と大江香織はともにミズノ MP-59 アイアンを使用して68をマークし、通算9アンダーでイ·ナリ(韓国)と共に2位に入った。
  吉田はドライバーをしまい、3Wでフェアウエーキープを優先させた。3打目のアプローチをグリーンオーバーさせてマネジメント通りにはいかなかったが、1·2メートルのパーパットをしっかり決めると、両目に大粒の涙が光った。去年8月の初優勝から1年たっていない。「まさか、こんなに早く、1勝目よりも難しいと言われる2勝目が挙げられるなんて…MP-59 アイアン」という喜びが大きかったのは事実だが、それだけが涙の理由ではない。今季からミーティング委員長を務める吉田は、3月末のアクサレディースでのルール誤認問題では、自分自身が涙を流すほど苦労もした。
  「プレーヤーと委員長の両方を一生懸命やるのは大変だけど、自分がやると決めたこと。みなさん(報道陣)に“委員長優勝”って書いてもらえればと思ってやってきました」と明るく振る舞い、「選手の気持ちを周りの人たちに伝えていいツアーにしていきたい」と前向きにとらえている。

  奔放な明るさが彼女の魅力であり、プレーの支えでもある。R&AとUSGAが禁止を決めた長尺パター、MP-64 アイアンの“アンカリング”問題も「あと2年半、長尺でいい思い出をつくろうと思う」と意に介さず、次の目標は「初めて自宅通勤できる日本女子オープン(10月、神奈川·相模原GC東)。家族みんなで頑張ろうって言ってます」とケラケラと笑って言い放った。

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