Tuesday 2 July 2013

引退した赤堀奈々と、考える辻村明須香のこれから

引退した赤堀奈々と、考える辻村明須香のこれから
  「アース·モンダミンカップ」について:午前組の主役は、ツアー未勝利の辻村明須香だった。6バーディ、1ボギーの67で回り、5アンダーで暫定ながら首位に立った。その座は午後組の比嘉真美子に譲り、プロ11年目にして初の首位は叶わなかったが、比嘉に3打差の2位と好スタートを切った。
  「今日はパターですね」と会心のラウンドを振り返る辻村。「ショットはそんなに良くないけど、カラーから1回入れましたし。23パットですから」。そのアシスト役となったのが、昨年12月に35歳で現役を引退した赤堀奈々だった。同じ03年にプロ入りし、現役時代は辻村とともに江連忠ゴルフアカデミーで指導を受けた仲。タイトリスト AP2アイアン 712現在はアマチュアを中心としたレッスンを行っており、今も辻村との親交は深い。辻村から不調が続くパットへのアドバイスを乞われ、赤堀は今週の月曜日と水曜日、そして今朝とコースに足を運んだ。「奈々ちゃんのお陰です。1日2時間くらい、ピッタリついて教えてくれたんです」。その内容は多岐にわたり、ロングパットの歩測、ショートパットのリズム、カラーからのパット、などなど。
  カラーからのパットについては赤堀曰く、「カラーから打つと(ボールの勢いが)芝に食われてしまうので、フェースを立てずに開き、ロフトをつけてボールをピンi20アイアンで低く打ち出さないこと」。その効果か、18番(パー5)ではグリーン手前カラーから約10メートルの4打目をパターでカップにねじ込んだ。

  赤堀は言う。「パットを教えたことで5アンダーはメチャクチャ嬉しかったし、本人の潜在能力が高いと思った。まだまだ頑張って欲しい」。この日はロープ外から辻村に帯同し、i20アイアン パーとバーディを重ねるたびに大声で歓声を送り続けた。「心強かった」と話す辻村。赤堀からは直接、“あと10年はやりなさい”と鼓舞され続けているという。先に引退をした親友の存在が、辻村の今後を変えてくれるのかもしれない。そんな期待を抱かせてくれる初日のラウンドと、2人の言葉だった。

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